システム開発・製品化

Products

2020/02/04

主な開発・技術分野

日本システム研究所は、人間の五感(とくに視覚)による「感性評価」に取って代わるような、つねに安定した検査ができるように測定結果の数値化による「絶対評価」が可能な検査システムを提供しております。

検査の自動化を通じ、FA化の波にイチ早く乗り、全数検査可能なシステム作りにて日本の産業発展に貢献してまいりました。

1.自動検査システム

自動生産ラインにおける、製品の形状・寸法・パターン・重量・温度・ひずみなどをオンラインで計測し、その検査データを分析・判別・基準値との比較などを行い、良否判定信号を出力するシステムです。

■磁性体に対し使用可能な技術

  • 金属内部キズ検査
  • コーティング不良検査(側面)
  • 金属クラック検査
  • 打ち抜き加工検査
  • 内圧検査

■各種製造ラインに使用可能な技術

  • 画像処理検査
  • 内圧検査(エアーリークテスタ)
  • ピンホール検査(底面)
  • フィルムしわ検査
  • シール具合検査

例として、飲料容器の製造工程における検査技術を示します。

磁性体検査・磁性体&プラ容器
コイルフィールド:コイル状の板をのばす
潤滑油塗布:潤滑油を塗布する
カップメーカ:材料を型抜で打ち抜き、胴と底が一体となったカップを成型
しごき加工:カップにしごき加工を加え、缶胴を薄く伸ばし、底部の成型を行う
トリミング:缶胴の高さを整える加工を行う
洗浄・乾燥:潤滑油を除去し、乾燥させる
ベース・塗布:印刷のベースとなるホワイトコートを塗布する
焼付け:乾燥させる
印刷:印刷を行う
焼付け:乾燥させる
内面塗布:缶胴内面に内容物保護の為に塗装を行う
焼付け:乾燥させる
ネック加工:缶胴にネック成型
フランジ加工:缶胴に蓋を巻き閉めるためのフランジ成型
出荷

2.非接触伝送技術

電磁誘導の原理を応用し、比較的近距離の空間を隔てて信号と電力の非接触伝送を可能とする技術で、運動側に電源や電池が不要です。また外来ノイズに強く、水・油・埃等の悪環境でも使用可能です。

各種移動体、回転体などから情報を非接触で取り出すことが可能で、従来のスリップリングなどに置き換わる効率的手段となる技術です。産業機械関連会社にて使用用途拡大中です。

  • アナログカプラ:溶剤塗布検査(開発導入事例1)
  • デジタルカプラ
  • パワーカプラ:搬送機用非接触充電装置